車検証の再発行のやり方  | 車検証をなくした時のリスクや対処についても解説

安心できるカーライフを送る上で大切な書類の車検証(自動車検査証)ですが、誤って汚したり、うっかりなくしたりした経験はないでしょうか?

そのような時の対処法として知っておいて欲しいのが、車検証を再発行する方法です。車検証は汚損時や破損時、紛失時や盗難にあってしまった際に、再発行の申請ができます。

車検証は汚れて記載内容が確認できなくなったり、紛失して手元になかったりすると、さまざまな問題が起きてしまうので、放置するべきではありません。

この記事では車検証をなくしてしまった時に生じる問題や、再発行の手続きについて詳しく解説していきます。トラブルを回避し、スムーズに対処するためにも、ぜひ読んでみてください。

値段がつかない車なら【スピード買取のアクセル】がおすすめ!
関東のスピード買取りアクセル
  • 15000台以上の取引実績
  • どんなお車でも2万円以上でお買取
  • 面倒な廃車手続きも無料で代行
車検切れ、10万キロ、10年以上のお車など、値段がつかない車を処分するなら、スピード買取のアクセルがおすすめです。 関東エリア(千葉・埼玉・神奈川・東京)の廃車買取なら『アクセル』のWeb査定をぜひチェクしてみてください。

\ 365日・年中無休 /

買取ページを見てみる >

車検証が手元にないとどうなるか

遺失や紛失、盗難などにより車検証が手元にないのは大きな問題です。

車検証は2年に1回の車検を通り、車が保安基準を満たしている証明になる書類で、ないと以下のような事態を招いてしまいます。

  • 法律違反になる
  • さまざまな手続きができなくなる
  • 盗難の場合悪用される可能性がある
  • 自賠責保険の証明書をなくしている可能性もある

詳しく解説していくので、車検証がないリスクについて理解を深めてください。

法律違反になる

車検証は、運転時に携行していないと法律違反になるため、注意が必要です。

道路運送車両法第66条第1項で、車検証を備え付けていない自動車を運行に使用してはならないと定められています。

条文では、「写しでも可」という記載は一切ないため、コピーでの代用もできません。車検証と一緒に交付してもらえる検査標章(車検シール)も、貼っておかないと違反になるので気をつけましょう。

車検証の不携行が発覚すると、50万円以下の罰金が科されるため、紛失したり盗難にあったりした場合はすみやかに再発行の手続きをするのが大切です。

さまざまな手続きができなくなる

車検証がないとさまざまな手続きができません。車検証は、車検時や自動車保険加入時、抹消登録の手続きなどに使用します。

車検時や抹消登録の際には、車検証の原本を提出しなければならず、保険の加入時には記載されている情報が必要です。

抹消登録ができないと、自動車税の停止や廃車の手続きもできません。廃車するからといって、車検証が手元にない状態を放置しておかないようにしましょう。

盗難なら悪用される可能性がある

車検証が手元にない理由が盗難である場合、すみやかに最寄りの警察署に盗難届けを出してください。盗難された車検証は悪用される可能性もあるので、早めに対応するようにしましょう。

本来は、自動車の使用に必要で、車検が通っている証明書類ですが、車検証には個人情報が記載されています。

昨今、個人情報はさまざまな犯罪に使用されてしまうので、予期せぬトラブルに発展する可能性もあるでしょう。

悪用されて理不尽な被害に合わないためにも、盗難時はすみやかな対応が大切です。

自賠責保険の証明書をなくしている可能性もある

車検証の紛失に気づいたら、自賠責保険の証明書があるか確認しましょう。

車の所有者は、自賠責保険の証明書を車検証と同じケースで保管している人が多いため、一緒になくしている可能性も否定できません。

自賠責保険は全ての車が加入を義務付けられており、車検証同様、携行していないと法律違反となって罰金が科せられます。

自賠責保険の証明書もなくなっていると判明したら、すみやかに保険会社や代理店に相談して、再発行の手続きをしましょう。

車検証の再発行の手続き方法

車検証の再発行のやり方について紹介します。車検証の再発行手続きは代行依頼もできますが、個人でも問題なく可能な手続きです。

普通自動車・バイクと軽自動車で、必要な書類や申請先は異なりますが、手続きはどちらも同じような流れになります。

車検証の再発行の手続きの流れは以下の通りです。

  1. 再発行に必要な書類を用意する
  2. 管轄の機関に車検証の再交付の手続きに行く
  3. 手数料分の印紙を購入する
  4. 申請窓口に書類を提出して車検証の再交付を受ける

詳しく解説していくので、車検証の再発行が未経験という人はチェックしてみてください。

1.再発行に必要な書類を用意する

まずは、再発行の手続きに必要な書類をそろえます。

車検証の再交付の申請時に提出する書類は、以下の通りです。

  • 申請書
  • 手数料納付書
  • 理由書
  • 本人確認書類
  • 委任状(普通自動車 / バイク) / 申請依頼書(軽自動車)
  • 自動車検査証(汚損 / 破損 / き損の場合)

代理申請の場合は、委任状(軽自動車の場合は申請依頼書)が必要になります。

軽自動車の車検証の再発行であれば、手数料納付書と理由書、本人確認書類は不要です。

各書類についての詳細は後述するので、そちらを参考にしてください。

2.管轄の機関に車検証の再交付の手続きに行く

書類をそろえたら、管轄の該当機関に行って手続きをします。

普通自動車・バイクと軽自動車で、申請先が異なるので注意しましょう。

それぞれの手続き先に関する概要は以下の通りです。

普通自動車・バイクの場合 軽自動車の場合
申請先 運輸支局・自動車検査登録事務所 軽自動車検査協会事務所 / 支所 / 分室
受付時間 8:45〜11:45・13:00〜16:00 8:45〜11:45・13:00〜16:00
休業日 土曜日・日曜日・祝日・12/29〜1/3 土曜日・日曜日・祝日・12/29〜1/3

当然ですが、車検証が手元にないのであれば、車で該当機関に行ってはいけません。

再発行申請だからといって、例外的に許可されることはないので、電車やバスなどの交通機関を利用して行ってください。

事前予約は不要ですが、不明点などがあれば事前に問い合わせておくと良いでしょう。

3.手数料分の印紙を購入する

普通自動車やバイクの車検証の再発行であれば、運輸支局内にある印紙販売窓口で、手数料分の印紙を購入します。申請時に提出する手数料納付書に、印紙を貼る必要があるので、申請の前に購入しておきましょう。

軽自動車は、申請時に窓口で手数料を支払うので、印紙を購入する必要はありません。

車検証の再発行手数料は、普通自動車・バイク、軽自動車のどちらも350円です。

普通自動車やバイクであれば、350円分の印紙を購入してください。

4.申請窓口に書類を提出して車検証の再交付を受ける

手数料納付書に印紙を貼り、書類に不備などがないか確認できたら、窓口に書類を提出して申請は完了です。車検証の再交付まで、係員の指示に従って待ちましょう。

再発行された車検証を受け取ったら、その場で記載内容にミスがないか、しっかり確認してください。記載ミスや記載もれの訂正は、後日の申請などになってしまうと非常に手間になるので、訂正はその場で申し立てるようにしましょう。

車検証の再発行に必要な書類

車検証の再発行の申請に必要な書類について、詳しく解説していきます。必要な書類は普通自動車・バイクと軽自動車でいくらか違いがあります。

それぞれに必要な書類を表にまとめたのでチェックしてみてください。

書類名 普通自動車・バイク 軽自動車
申請書
理由書 ×
手数料納付書 ×
自動車検査証
委任状
本人確認書類 ×

申請を代理人に依頼する場合は委任状(軽自動車は申請依頼書)が必要です。

車検証は汚損や破損、き損して手元にある場合は、再発行の際に返納します。

それぞれ記載内容や入手方法、注意点などについて解説していくので、参考にしてください。

申請書

申請書は普通自動車・バイクと軽自動車でそれぞれに様式があります。申請する各機関の窓口で配布していますが、HPからもOCR申請書のダウンロードができ、見本などの確認も可能です。

普通自動車・バイク 軽自動車
申請機関 運輸支局 軽自動車検査協会事務所
様式 第3号様式 軽第3号様式
ダウンロードURL [国土交通省]

https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk6_000021.html

[軽自動車検査協会]

https://www.keikenkyo.or.jp/keikyo_001303.html

自宅で作成できますが、OCR申請書は機械で読み取るため、機械印字をする上での注意事項があります。次の項目で紹介していくので、自宅での作成を考えている人はチェックしてみてください。

OCR申請書の機械印字に関する注意事項

OCR申請書を事前に作成するのであれば、用紙や印刷、記載方法に関する注意事項を確認しておかなければなりません。注意点に従わずに作成してしまった場合、申請時に書き直しになる可能性もあります。

普通自動車・バイクと軽自動車のどちらのOCR申請書も、以下に紹介する注意事項の内容は共通です。

[用紙に関する注意点]
  • 用紙の種類…コピー用紙・普通紙・PPC用紙のいずれかの表示で市販されている用紙
  • 用紙の大きさ…A4サイズのみ
  • 白色度…紙の白さを示す度合いが80%以上でなければならない
  • 用紙の状態…しわ・濡れ・変色・異物混入・断裁したい際のバリなどがない

電子機器で読み取るため、用紙は汚したり穴を開けたり、強く折り曲げたり、のりづけをしたりしないようにしましょう。

[印刷に関する注意点]
  • 印刷色…枠線や文字などの色は黒を使用
  • 裏面の印字…読み取りに支障をきたすため裏面への印字や記入は禁止
  • 印刷方法…オフセット印刷かレーザー / LEDプリントで印刷
  • 申請書のコピー…ズレやかすれが生じるおそれがあるのでコピーでの申請は不可
  • 印刷時の設定…印刷の設定で必ず「実際のサイズ」(100%)を選択
  • 印刷後の状態…文字や枠線にかすれや傾きがないことや2重に印刷されていないか確認

インクジェットプリントは、印刷特性より読み取りに支障が出る可能性があるため、OCRシートの印刷には推奨されていません。

また、OCR申請書には書類や文字の認識を行うために読みとる、3mmの正方形の基準マークがあります。サイズや位置が大きくずれるとエラーになるので注意しましょう。

[記載方法に関する注意点]
  • 使用できる文字…漢字・ひらがな・カタカナ・アラビア数字・ローマ字・記号
  • 書き方…文字が枠からはみ出ないように大きめかつ明瞭に記載する

様式のダウンロードは、原則として注意事項の確認が前提となっているので、必ず注意点を理解した上で作成するようにしてください。

理由書

理由書とは遺失や紛失、盗難に関する場所や状況、警察への届け出内容などについて記入する書類です。つまりは、車検証の再交付がなぜ必要なのかという理由を示します。

運輸支局の窓口で取得できるほか、各支局のHPからフォーマットのダウンロードが可能です。地域によってはダウンロードできない場合もあるので、管轄の運輸支局のHPをチェックしてみてください。

書類の様式は運輸支局によって異なりますが、記入する内容はおおむね同じです。

破損やき損などが理由の再発行であれば、提出する必要はありません。

また、申請書には「申請または請求の事由」を記入する欄があり、そちらに理由を書いておけば、提出の省略が可能です。ただし、理由書の方がより具体的に書きやすいので、作成のしやすさや必要性に応じて活用しましょう。

手数料納付書

手数料納付書は、その名の通り、自動車やバイクの新規登録や名義変更など、各種手続きにかかる手数料の納付を証明する書類です。運輸支局や自動車検査登録事務所では、基本的に手数料の支払いとして料金分の印紙を購入し、手数料納付書に貼付して窓口に提出します。

手数料納付書は運輸支局の窓口で配布しているほか、各支局のHPからダウンロードが可能です。PDFが一般的ですが、エクセルで作成されている地域もあるため、人によっては利用しにくいかもしれません。

手数料納付書は書くのが難しい書類ではないので、申請時に取得してから作成しても問題ないでしょう。

自動車検査証

遺失時や盗難時は無理ですが、汚れや破れなどを理由に再発行する際は、申請に車検証を持参します。たとえ汚れや破れなどで、記載内容が判別できないものでも、再発行するのであれば、所有している車検証は返納しなければなりません。

名義変更や住所の変更の際も、情報を更新した車検証を交付してもらう前に、保有していた車検証を申請時に提出しますが、同じような仕組みと考えるとわかりやすいでしょう。

運転時の携行が義務付けられている車検証は、自己判断で処分するとさまざまなトラブルを招きます。汚れたり、破れたりしても大切に保管して、早めに再発行の手続きをするようにしましょう。

委任状や申請依頼書

代理申請をするなら、委任状、もしくは申請依頼書を用意しましょう。普通自動車・バイクなら委任状、軽自動車なら申請依頼書の提出が必要です。

申請依頼書は軽自動車検査協会、委任状は管轄の運輸支局などで様式のダウンロードができます。

申請依頼書は全国共通で、押印も不要なので問題ないでしょう。しかし、委任状や代理申請は、地域によって決まりが微妙に違うので注意が必要です。

多くの運輸支局では、申請書に車検証に記載されている使用者の記名があれば、委任状は不要としています。一方で、使用者が押印した委任状を必要書類としている運輸局もあるほか、押印の代わりに署名でも良いというケースもあります。

委任状を申請書で省略できるか、省略できない場合の委任状は実印か認印のどちらが必要か、または不要かは、管轄の運輸支局に問い合わせるようにしてください。

使用者または代理人の本人確認をする書面

再交付の申請に行く際は、身分証明書を忘れずに持参してください。運輸支局および、自動車検査登録事務所の窓口にて、申請者、または代理人の本人確認をしています。

本人確認書類として有効な書面は以下の通りです。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • パスポート
  • 外国人登録証明書
  • 顔写真付きまたは氏名および住所が確認できる身分証明書

確認が取れないと、申請手続きができないので注意しましょう。

車検証をなくしたらスムーズに再発行の手続きをしましょう

車検証をなくした時や汚してしまった時は、今回の記事を参考に対処してください。

忙しくて時間が取れない時は代行を依頼するのも1つの手ですが、個人で対応できれば、依頼にかかる時間や代行にかかる費用を省けます。

特に盗難時は、いかにスムーズに対処できるかが大きなポイントになるので、手続きの時間が取れるのであれば、自分で再発行の申請をしてみましょう。

車検証の再発行は、ほかの自動車関連の手続きと違って、書類集めに時間がかかりません。

やり方さえわかってしまえば、スムーズにできるので、今回の記事を手続きに役立ててみてください。

値段がつかない車なら【スピード買取のアクセル】がおすすめ!
関東のスピード買取りアクセル
  • 15000台以上の取引実績
  • どんなお車でも2万円以上でお買取
  • 面倒な廃車手続きも無料で代行
車検切れ、10万キロ、10年以上のお車など、値段がつかない車を処分するなら、スピード買取のアクセルがおすすめです。 関東エリア(千葉・埼玉・神奈川・東京)の廃車買取なら『アクセル』のWeb査定をぜひチェクしてみてください。

\ 365日・年中無休 /

買取ページを見てみる >

おすすめの記事